【WS】ダンまち構築

ある日、某タイトルのプール全体についての考察記事を読ませていただきました。他のプレイヤーの言語化された思考を読むことができるとても良い機会でした。

「俺はデッキについての記事しか書いたことなかったし、パクリ上等でやってみるか」って思っていたら、目の前には都合よく衝動買いしたダンまち4コンが。これは書くしかない。

ダンまちはイベントに収録枠を圧迫されている上に4色あり、明らかなパワーカードも少なく構築がかなり難しいと感じていて、この記事はそんな自分用の備忘録でもあります。デッキを回しているうちに内容は変わっていくかも知れません。どれくらいの期間ダンまちと付き合うかは不明ですが。

もし良ければ最後までお付き合いください。

画像は公式、Utool様。いつもありがとうございます。



EX イベントと関連カードについて

ダンまちは採用カードがイベントにある程度影響されるため、フィニッシャーだとかアイコンだとか言う前にここから。


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ほとんどナイフと1連動のセット採用になるはずなので、それ前提で。

合計12枠。とんでもない枠の圧迫であり、他のL1アタッカーを採用することは難しい。しかし、テキストの都合上控えの1連動は確実にアクセスできるため、連動の再現性はやや高め。

行きが高くなりやすい&数が少ない1連動を守るために身代わりの採用が視野に入る。


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オカ研やナイフで初動の1連動を準備して連動。

身代わりで1~2面防御。

ファイアボルトで割れた1連動を回収して割り返す。といった流れはスムーズに2ターン殴ることができる。

だが、半強制的にイベントを8枚積むことになり、それらは狙ったキャラにアクセスできるわけではなく、さらに4ルックはイベント同士で事故も…。1連動以降の安定が感じられないため今のところは評価は低め。


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ナイフ単品は、L1扉連動だけでなくL2扉連動を採用する際にも使用可能。

こちらは手アンによる盤面維持が容易であるため腐りにくく、本体の数値の高さも相まって拳として使う機会も増える。

それどころか、拳としての4ルックが活きるタイミングは基本的には1連動が活躍している盤面ではないし、L2連動の方がナイフを使うのは上手い。モカにサイドされる1連動の涙はもう見たくない。

L2扉連動を採用するのならば高評価。


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イベント単体について何も言うことはないが、これを4枚採用するのであれば、相手は50枚のデッキで戦うのに対して自分は46枚のデッキで戦わなければならないことを意識したい。4投のカードに触る確率は上がるが、各状況に適したカードをピン投するスロットは圧迫される。強く感じるか弱く感じるかは人次第か。

ヴァイスは山を周回するゲームである上にサーチも豊富であるため採用枚数が少ないカードにもゲーム中にアクセスしやすく、採用カードの幅は広くした方が有意義。その枠がほとんど意味のないカードに圧迫されることは自分としてはあまり好ましくない。

価値を見いだすなら、集中と合わせてボード消費もストック消費もなく2ドロー1ディスできること。電源連動とも噛み合いが良い。

3/2は、出すタイミングの縛りが緩い夏祭り早出しのはずが、妙なテキストによって出すタイミングが制限される好ましくないデザイン。マーカーは2枚以上にできないためパワーラインも並であり、圧縮目的の採用も不可能。ナイフと同時に採用するスロットを確保するだけのリターンは望めない。

全体的に、牛若丸を最大枚数採用する価値は感じないため、1連動で高レベルのカードにアクセスすることは諦め、採用枚数を絞った上で使用したい。


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1/0はテキストをフルで活用できるなら非常に強力。

だが、控室に指定イベントが複数枚あるとフルパワーを出せるということは、裏を返せばリフレッシュしてしまった後は暫く機能停止。イベントが全て山に帰ってしまうと1/0のテキストが消えてしまうため、手札にイベントを常に確保し続ける必要がある。X=2でも起動効果は喋りたくないけど。

条件、補正値など差異はあるが、基本的にはオンステで事足りる。イベントはぼちぼちやれるだけに残念。

今弾の集中があまり強くないため後列をこのカードに頼る構築もあり得るが、今回は見送り。


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一番わかりやすいのはコストが軽い門連動とのセット。ただし、門連動2面登場+横でかなり手札消費するので、L3ヴェルフから発射することは手札枚数的に難しい。そもそも門連動を採用した型は何かしらイベントが入り込んで榛名テキストが出なさそう。

L3ヴェルフはL2扉連動とのセット運用。本体とイベントが経験を満たす助けになる上に、ストック消費を手札枚数で踏み倒すL3ヴェルフと、ストック消費のみの扉連動はコストが噛み合っている。扉連動をプレイしようとすると手札管理が難しいため電源を絡めるべきか。

総じて評価はそこそこ高め。タイトルの個性にもなり得るか。


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イベントと応援で高いラインを作りながらリバ避けをする動きはシンプルにかぐやに対して強い。と思っていたが、ダンまちのL1連動のラインが揃いも揃って低いため、7000を2面組まれると1連動を回避しきれない。ギミックにプールが応えきれていない。

クロックシュートが返し14000で立てるなど面白い面もあるが、現状で採用圏内のギミックではない。


他に細々いるカードについては省略。見落としてるのがあったらすみません。

ざっと考えて、採用圏内にあるカードは「L2扉連動を採用した上での」ナイフと3点バーン。電源連動であれば牛若丸を枠が許す限り数枚。


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そうであれば世間を沸かせている登場3ルックも多投が推奨されるほどのカードではなさそうに感じますね。移動ロックは間違いなく強いし、山削る方法も限られてるため、イベント採用デッキに入らないことはまずないと思いますが。

以上を念頭に置いて構築開始。

1 フィニッシャーの選択


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本体が1ストックで出て、連動にもコストがかからない点が利点。

基本的には単体でロングレンジを狙うことができないため、ストックコストが高くないことを何かしらに活かせる手段が欲しい。上で書いた3点バーンイベントでクロックを詰める他に、オンステをこまめに使ってハンドリソースを確保しつつ戦う等。


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ただ、根本的に強い連動ではない(ここは主観。キャンセル条件の詰め連動は基本的に好まない)上に、千鳥を多投することになるため回復にかかる手札消費が大きくなることが欠点。テキストが2つとも先上がりに弱すぎることがネックであり評価は低め。


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モカの上位テキスト自体は強力であり、回復も優秀。こちらも先上がりからだとゲームを決めきれないが、回復のために消費したL3連動をXルックで控えから出し直すことができるためギリギリ。

このカードを使うなら下はデザイナーズの枝が組みやすいが、大部分の黄色のカードが弱いことが問題。1連動を安定化させようとするとデッキパワーが下がり、パワカに頼ると1連動が安定しないジレンマが起こる。5ルック連動はイベント使用にも制限がかかるが、8枝で実用的なものは無さそうなのでそこは大きな問題ではない。


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下については他の連動も考えられるが、まずは8枝として候補①。


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L2アタッカーもこなせる代わりに詰め性能は控えめ。登場コストが軽く再スタンドでもあるため、見た目ほどは重くない。

経験条件がネックになるが、常時11000手アンである性質を活かして電源と組ませることで個性を出せるか。ソウルは1だが、他の電源タイトルに対して本体の数値で優位。チャブル付与応援とも比較的組ませやすく、再スタンドの詰めながら相手の防御札に対する耐性がある。


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このカード単体での詰め性能が高くない以上、詰めターンには扉連動以外でも火力を出せるアタッカーを確保したい。赤による経験3を確保するためにも、L3ヴェルフが適任。手アンによって戦線を維持しやすいためイベントを確保しながらゲームをしやすく、比較的高相性。

手アン1面の状況で手アン+L3ヴェルフorイベント+L3ヴェルフを追加する際には6ストックスタート。6パンは現実的。

電源を貼りながらソウル1を出すことになることに加え、電源連動も後上がりだと面を空けやすいため、ダメージレースで不利を負いやすい点が不安要素。


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割と形になりそうなので電源扉が候補②。

2 各レベルのカード

・レベル3

非連動の層は結構厚く、色選択や経験達成の有無にも関わる重要なレベル帯。

ダンまちはL1やL2のカードパワーが高くなく、採用するL3に応じて色合わせをするように採用するカードを選んだ方が良いと思ったため、まずはL3から検討していく。


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8枝採用候補。環境がL2での高レベル多面に寄っているため、このカードとガッツンダーで拳を無視して盤面を返していく。ブリンクへの耐性を持っている点は評価できるが、複数枚の採用をせざるを得ないことが弱点。必要なカードであると考えるため評価は高め。

このカードを採用するならデッキを経験6に寄せやすい。


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8枝は6点入れる力が非常に高いため、足りないあと1点を押し込むクロックシュートも採用候補。回復テキストも手札コストもキャラを要求しているためダンまちというプール自体との噛み合いは最悪だが、8枝なら問題はない。

8ストック必要になるが用意できるかが肝。最終盤面で枝トリガーお祈りは避けたいが…。


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あと1点のカードはこっちもある。

・赤発生の難易度が高い
・Xルックの手段はL0にある
・アタック時のストックコストが重い

といった理由から8枝としては採用圏外。電源扉が求めるL3は回復であるためそちらでも評価は低い。


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L2にいる逆圧縮との選択だが、今回の詰めルートはリソースがギリギリであるためタダ出しが付いているこちらが優勢。
8枝は青発生が大きな壁になるが、詰めターンに3パンしかしないため逆圧縮は採用したい。


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電源扉に採用する候補となる回復持ちのL3。

赤早出しはパンプ条件が不安定すぎること、後列ガウルは早出しの手段がデッキになくなり戦列に不安が残るから、青早出しを採用。早出し条件は電源連動から拾うことができるため相性はギリギリ。


よって、8枝は経験6達成を目指した黄緑青、電源扉は赤青で組んでいくことを前提にして、下のレベルのカードを選んでいく。

・レベル0

とにかく「相手を上から踏めない」レベル帯。異常なまでの相殺とシステムカードの量。オバスペはクロック条件を除くとTDにしか存在せず、両断もいないため活き活きできるレベル帯ではない。

8枝には相殺、黄集中、Xルック、オカ研まで確定。扉電源にはオカ研、青集中まで確定。

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以下は他の採用カードの検討。


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1連動が疑似島改であり1面取ることは難しくないことや、L1の段階で5面埋めておきたいことから8枝にシンプルに採用可能。

8枝に限らず、1000/1を採用するデッキは1連動が控えに触れないためお世話になる。連動で捨てられないが上の効果が強いためギリギリ。


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五等分の2/2手アンを消す。無職の1/1エリスにぶつければギレーヌの特徴応援も貫通して5500に。ゾンサガの特徴2000応援も剥がすことが出来る。

これらのタイトルはある程度の個体がいるため、L0へのアクセスが器用にできるデッキならば採用の価値はある。


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顔が良い。

ホロライブ(とシンフォギア)が一定数いる今、腐りにくい特殊相殺には一定の価値がある。多投できるカードではないので採用枚数には注意。


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8枝については、ドラ付きを捨てることができるリソース源になれる。オカ研とは勝手が違うので共存して良いが、自傷方法もハーマイオニーから劣化しているため評価は低め。


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少数精鋭のオバスペのみなさん。

電源扉では移動が不要色であるため終盤にもシステムになれるこちらが必然的に優勢。これでしか殴れないため4枚入りそう。

8枝については1連動で捨てることができる移動、青発生が出来るアインの選択。青を採用できるスロットはL0にしかないためアインの評価の方が高い。スロットが余るようなら移動で調整する方針で。

・レベル1およびレベル2

クロック3枚以上組やレベルパンプ組に圧迫されたプールが本領を発揮。マジで弱いです。

8枝には連動とロキが確定、扉電源には連動までが確定で、牛若丸とナイフを調整。


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今弾のメタ拳枠。今の環境はホロライブ(やシンフォギア)などの台頭をはじめ、L2でL3を早出ししないデッキは少数であり、メタ拳の価値は高い。高いレベルのアタッカーを多面展開できるデッキならば搭載したい。

候補デッキの中では扉電源への採用を望める。本体のレベルの低さが功を奏して電源連動時の回収候補カードにもしやすい。8枝は神原で戦うことになるため評価は低い。


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それぞれのデッキのL1サブアタッカーになり得るカード達。

黄相殺については、5面条件の達成にも一役買える他、貴重なリソース源であるオンステや集中を連れてこれるドラ付きなので、最初の1枚までは非常に使い勝手がいい。裏を返せは複数枚必要ないカードでもある。

赤については完全に消去法による選択。L0が貧弱すぎて攻撃回数を稼げないため、1/1の採用は見送らざるを得ず、残ったのがこれってだけ。


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黄長瀬で触れた通り。0コストのブリンクキャラとして欲しかった。


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中盤の打点が細くなる8枝に1枚欲しい。最終盤にもモカがL3に対してサイド確定2点を作れるようになり、詰め方に幅が生まれる良カード。本体がストック消費がないのがとにかく嬉しい。

3 デッキレシピ


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青発生がとにかく難しい。経験6を達成しながらクロックシュートを着地できるのか。ストックは足りるのか。山管理は。など懸念点は多い。

0相殺のスロットを魔石ストブギミックに差し替えるのも手か。

連動や1相殺は身代わりテキストを多少活かしやすいため、修正案の候補として。

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牛若丸が結局抜けてしまったが、ナイフの使い勝手次第で戻す予定。8枝を組んでいて、8枝の山札のもっさり感を見ていると重要なカードだとは思えるが果たして。

プレイしているうちに数多のバグに襲われると思いますが、今回の弾はここをスタートラインにしたいと思います。

4 さいごに

まとめるのが下手過ぎて異常な文章量になりました。精進します。

複数のデッキの話を同時に記事にしたので、だいぶ読みにくかったんじゃないかと不安に思っています。引用RTでもDMでもいいのでそこら辺の感想がもしあれば参考にしたいのでぜひとも。


デッキ自体の何となくの形は今日のカードを見ながら考えていたのですが、50枚にまとめたのは今回の記事をデッキレシピ直前まで書いてからでした。内容はさておき、自分の考えを整理してから山を組んだためか、スタートラインとしてはかなり納得いく構築を組めたと思っています。あとは実物がどう回るかですが、明日が楽しみですね。


それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。